冒頭からぶっ込んだので、「高田純次さん、エッセイ始めたんだ!」と勘違いされたお友達も多いかもしれませんね。
安心してください!
ピー子ですよ!!
高田純次と言えば、「オレはタバコを吸わないんだ。食べるんだ」という名言が記憶に新しい。
旧約聖書にあるモーゼの言葉「人はパンのみにて生くるものに非ず」(人は物質的な満足だけを唯一の目的として生きるものではないという意)も非常にすばらしい言葉だ。
それらに肩を並べる、ピー子の名言「人はパンのみにて生きたって、ええんやで」もあなたが生きる指針を示してくれる偉大な言葉だ。
日本人だから……。
そんな理由で、米を食べることに囚われる必要がどこにあろうか。
新米の季節は無論、米を食すがいい。
しかしそれ以外は、フランスの老舗PAULのクロワッサンをドヤ顔で食べてもいい。
あるいは、高級「生」食パン専門店 乃が美の食パンを「オイ!母さん!このモチモチ感!これはもはやパンじゃなくて、餅だろ」とうんちくをたれながら食すのもまた、おつなものである。
と、熱く語ったが、やはり私の父が丹精込めて作った米は控えめに言って「最の高」だ!
はぁ~~っ!日本に生まれてよかったぁ~~!
冒頭の伏線を、回収する!!!
夫の影響でダニエル・クレイグがボンドを演じるもの限定で「007」が大好きになり、すべての作品をみている、私。
先日、公開になったばかりの「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」を夫と見に行ってきた。
20:00過ぎからのレイトショーだったからか、劇場内にはどう数えても私達を含め6人しかいない。
映画館が1回の上映にかかる経費を、入っている人数で割る「折半システム」を採用していなかったことに感謝した。
例えば、1回の上映にかかる経費が60万円としよう。
今回、私達夫婦を含め6人で映画を鑑賞したので、1人10万円。
我が家の場合、20万円の出費になるのだ。
しかし、ダニエル・クレイグが演じるジェームズ・ボンドには20万円以上の価値があると言っても過言ではないだろう。
話がおもしろいのはもちろんだが、息つく暇もないほどドキドキするアクションシーンの連続、そして特筆すべきはやはりダニエル・クレイグのかっこよさである。
ただ歩いているだけで、かっこいいのである。
ただ走っているだけで、やはりかっこいいのである。
そんな人、なかなかいない!!!
と、思っていたが……。
いや、待て!いるぞ!
しかもわりと近くに。
我が夫だ。
私は、来年の「恋は盲目ワールドカップ」のアジア予選に出場してみようと思う。
向かい合って食事をしている何げない一瞬に、夫のあまりのかっこよさに、彼を女の目で見つめてしまうことがある。
夫はなにか殺気のようなものを感じるらしく、「なに?」と必ず聞いてくる。
隣で寝ている顔は、スッとしていてもはや芸術だ。
そんな夫の寝顔は、主人公の上杉達也が幼なじみの浅倉南の夢を叶えるために甲子園を目指すでおなじみのマンガ『タッチ』の名シーンを彷彿とさせる。
上杉達也の双子の弟、和也が交通事故で亡くなってしまった時の達也のセリフだ。
「きれいな顔してるだろ。ウソみたいだろ。死んでるんだぜ」
誤解のないように言っておくが、私の夫はご健在だ。
「きれいな顔してるだろ。ウソみたいだろ。寝てるんだぜ」ということなのである。
あまりにも頻繁に「かっこいい」などと口にしていたら、この女(スケ)はチョロいな!と思われ、ボロぞうきんのように捨てられるに違いない。
ピー子に迫り来る、「バツ2」の危機!
「X02/ノー・ダンナ・イコール・ダイ」
Coming soon!