エッセイ

「離婚」「再婚」人生は、青天の霹靂の連続だ!

ライブ

ライブに行く人は、家族や友人に無理やりつき合わされた人を除いて、大半がそのアーティストのファンである。

 

私にとって実家に帰ることは、「武道館単独ライブ」に等しい。

 

家族は私を大いに甘やかし、かわいがってくれる。

全員がピー子ファンだと言っても、過言ではないだろう。

 

浜崎あゆみばりに、「アリーナ~!!」と叫びたい。

 

しかし、再婚し夫を連れて帰るようになった5年ほど前から、武道館ライブの雲行きが怪しい。

夫の人柄や、やさしさに魅了された我が家族は「推しメン」をピー子から夫に乗り換える「推し変」を決めたのである。

 

翌年から夫は、彼の実家である横浜を含む2か所を巡る「全国ツアー」を成功させた。

 

私は今後「前説」として夫に同行し、ツアーを盛り上げていく所存でございます。

ペコリ。

 

「さよなら~!アリーナ~!!」

 

ライブの翌日、実家の敷地内に住む姉と話していた私は、驚愕の事実を知ることとなった。

 

驚愕の事実 ①

 

姉:「時々お父さん、ピー子が乗るバスを追いかけて会社に遅刻してたよね」

ピー子:「ウソやん」

姉:「えっ?覚えてないの?」

 

私は最寄り駅まで父に送迎をしてもらい、そこからバスで約30分の高校に通っていた。

低血圧のせいにしているが、幼い頃から朝が弱くなんとか起きてもゾンビのようになってしまう、私。

 

「ピー子ゾンビ化」についての「夫のブログ記事」はこちら。

 

記憶力のよい姉がいうには、私の寝坊のせいで最寄り駅に向かっていては到底バスに間に合いそうもない時に、父がいくつか先のバス停に先回りして私を降ろしていたらしい。

 

娘の送迎で、会社に遅刻する社員。

もし、私が社長なら……。

ピー子社長:「You’re fired! (おまえはクビだ)」である。

 

当時3年間の送迎を終えた父が、しばらくの間ガックリと肩を落とし「燃え尽き症候群」のようになっているという話を母から聞いた。

 

母:「『あしたのジョー』の名シーンみたいだったわよ。」

 

燃えたよ……。

まっ白に……燃えつきた……。

まっ白な灰に……。

 

し……し、試合終了です!

3年間の長丁場!

終始バスとのすさまじいデットヒートをくり広げた、「娘バス乗せタイトルマッチ」!

日本の父、よくやりました!!

 

驚愕の事実 ②

 

姉:「ピー子って、ひどいよね~」

姉:「ゴールデンウィークにみんなで外食したとき、カツ丼が食べきれずにお父さんにあげたでしょ?」

ピー子:「うん。なんでひどいの?」

姉:「カツ、1切れも残ってなかったやん。ごはんだけ食べさせるなんて……」

ピー子:「タレがしみたごはん、みんな好きやん♡」

姉:「お父さんって、ピー子に甘いよね」

 

どうやら私は次女として、甘やかされて育ってきたようだ。

 

「甘えん坊の次女の特徴」について、興味深いデータがでている。

次女の特徴

  • 要領が良い
  • 自由奔放
  • 負けず嫌い
  • 自信家
  • 甘え上手
  • 欲しいと思ったモノは必ず手に入れる
  • 諦めるのが早い
  • コミュニケーション能力が高い
  • 寂しがり屋

 

ピー子:「オネタマ~、甘えん坊の特徴しらべたよ~。みて~」

姉:「どれどれ。ほとんど、ピー子に当てはまっとるやないかい!!」

 

自分が甘やかされて育ったことを、うすうす自覚していたのかもしれない。

 

私は約6年前に家族はおろか友達にすら相談せず、離婚を決断した。

あーじゃこーじゃの後、今の夫と出会うまでの間、1人暮らしをしていた。

 

そのとき私は、「鉄の女」になりたい!と思った。

甘えん坊な自分のままでは、この先1人で生きていけないと考えたのだろう。

 

鉄の女(てつのおんな)

女性の政府の長に付けられる愛称。
「強い意志を持つ女性」を「鉄」に例えた比喩表現。

 

だがしかし、私はイギリス第71代首相 マーガレット・サッチャーのようになりたいわけではない。

だから、「鉄は熱いうちに打て」ということわざにならって、ピー子を巨大ハンマーでぶつのは極力やめていただきたい。

 

「次の首相は、君だ!」

「ピー子、君じゃなきゃダメなんだ」

「これは、国民の総意なんだ!」

 

などと熱烈ラブコールを受ければ、熱烈歓迎とまではいかないが「国民のためにこの心臓を捧げること」も、やぶさかではない。

by 進撃のピー子(調査兵団)

 

私が考える「鉄の女」

1人で生きていける女。あるいは、生きていけそうな雰囲気をもった女のことである。

 

走って帰宅途中、派手に転んでヒザがえぐれて大出血をしたが、泣かなかった!

すれ違いざまに見知らぬ男性にボディブローを決められ、「うっ」と道路に片膝をついたが静かに堪えた。

など、いくつかの修羅場をくぐってきた私だが、「鉄の女」への道はまだ遠く険しい。

 

離婚の意志を伝えたとき、義父が言った。

「青天の霹靂だ!」と。

その言葉が、今も脳裏に焼き付いている。

 

そうだろう、義父よ!!

 

コンプライアンス重視の観点から詳細は割愛させていただくが、元夫とは自他ともに認める仲良し夫婦だった。

しかし、どんな夫婦にも他人にはわからない“チョメチョメ”があるものだ。

 

「青天の霹靂だ!」と言われたあの日から、私はその言葉にある種の恐怖心を抱くようになってしまった。

 

それ以前の「青天の霹靂さん」は、誠実でやさしかったのに……。

怖くなって、しまった。

 

義父よ!

 

少年のように無邪気で、人懐っこかった「青天の霹靂さん」を返してよ!

 

タイピングのとき、イキってエンターを強めに「タンッ!」と押す、「青天の霹靂さん」を返してよ!!

「おいくつですか?」と質問されると「私、いくつにみえる?当ててみて?」と逆質問をしてくる「青天の霹靂さん」を返してよ!!!

 

どぼぢで……ぴえん。

 

驚愕の事実 ③

 

それから、300km離れたところにいた現在の夫と出会い、結婚。

これもまた、「青天の霹靂」だ!

 

2022年 4大ドームツアー 「青天の霹靂」開催決定!

 

「待ってろよ~!アリーナ~!!」