嗜好品
読み方:しこうひん栄養摂取を主な目的とせず、風味や味、摂取時の高揚感などを楽しむために用いるもの。
※コーヒー、ビール、タバコなどは「嗜好品」といわれる。
私の頭の中には、嗜好品ではなく「嗜好人名鑑(しこうびとめいかん)」というものがある。
自身で定義した「嗜好人(しこうびと)」は以下のようなものである。
嗜好人
読み方:しこうびと同性・異性に関わらず、恋愛を主な目的とせず、関わった時の高揚感、安らぎ、その人に対するリスペクト、などを楽しむために存在する人。
※人間として大好きな人のことである。
嗜好人(しこうびと)1の記事はこちら
はう??
ここは、お花畑か?
いや、天国かもしれない……。
それは数ヶ月前、私が夫と参加している「ライティングサロン」のセミナーへ訪れ、会場のドアを開けたときのこと。
そう錯覚するほど、朗らかで心地よく響く声と、ひだまりのように温かい笑顔がそこにあった。
出会った瞬間、私が「嗜好人名鑑(しこうびとめいかん)に彼女の名前を記したことは、言うまでもない。
嗜好人NO.4
名前:草刈マーサ
職業:ユーモアコミュニケーショントレーナー・シニア英会話講師
著書:『ユーモアコミュニケーション』
彼女はユーモアコミュニケーショントレーナーをしており、『ユーモアコミュニケーション』という本の著者でもあるという。
私の「自称おもしろエッセイブログ」を読んでくれた上に、おもしろのパイセンと言ってくれた、彼女。
初めて聞く単語「ユーモアコミュニケーション」に、「なんじゃそら?」と当惑を禁じ得なかった。
そこでピー子パイセンは、カワイイ後輩(マーサ)のことを深く知るために、彼女の著書を読んでみたのだ。
人を笑わせる力を養う、ゴリゴリのお笑い指南本ではなく、まじめな自分を変えたい方や、ユーモアで心をほぐし、自分らしくよりよい人生を過ごしたい方に向けた本であった。
見方を少し変えるだけで楽しくなる。悩んでいたことも笑い話になる。
p.4より引用
数年前にみた映画で、主人公の男性エーダンが着替え中にぎっくり腰になった。
死にものぐるいで挑んだが、パンツが半分しか履けない。
その時の彼と、彼女キャリーとのやりとりに、心を打ち抜かれたことを思い出した。
私は物欲怪獣で「ワイは経済をブンまわすんや」というポリシーを掲げ、毎月お小遣いを一銭も残さず大好きな服や本につぎ込んでしまい、ヒィヒィ言っている。
しかし、ここで見方を少し変えてみよう。
ではなく、
にしてみようか。
「なんか違うぞ!マーサに謝れ!」というマーサファンの声は、あえてシカトさせていただく。
そうなるまでその振りをしなさい。
Fake it until you make it!
まずは形から入りましょう。
p.53より引用
相手を笑顔にするには、まずは自分が笑顔になることの大切さが記されている。
「私は形から入る」の見本のような、人間だ。
25歳のときゴリ押しされてつき合った「タカシ」は、サーフィンバカだった。
鍛えぬかれたバッキバキの細マッチョな肉体もさることながら、顔もドタイプだった。
その頃はまだLINEは普及しておらず、連絡はもっぱらメールだった。
彼のメアドが「ツボ」だったので、10数年経ったいまでも脳裏に焼きついている。
wild lonely wolf takassy @……
ワイルドで孤独なオオカミ、タカシィ
みんな、メールしてくれよな!!
一緒に海に行きたいと言われ、運動音痴を押しきってボディボードを始めることになった。
タカシィ行きつけのサーフショップで、ボード、フィン、ウェットスーツなどを買いそろえた。
「形から入る」の本領発揮である。
ボードはええやつに限るということで、8万円のものを購入。
約1年で別れを切り出され、都合のいい女へと格下げになったあげく、ボロぞうきんのように捨てられた私は、8万円のボードとともに海のもくずとなったのである。
過去に形から入り、失敗したと思ったことが多々あったが、『ユーモアコミュニケーション』を読んで初めて、それが肯定されたように感じた。
「いつも元気だね」「マーサがいると周りが明るくなるね」「一緒にいると楽しい」などと言われるようになりました。自他ともに認めるユーモアおばさんです(笑)。
p.6より引用
たった1つのおもしろを見抜く!
見た目は少女、頭脳はユーモア!
その名は、草刈マーサ!
名探偵コナンではなく……。
マーサに告ぐ!
あなたは自他ともに認めるユーモアセンスの持ち主だが、おばさんではない。
You’re the best!
あなたって、最高!